さすが、自己啓発本の祖、カーネギー。
読んでよかった。
読んだ自分と読んでいない自分とでは、明らかに人に対する姿勢をいうものが変わってくると思います。自分を殺して相手に迎合するというのではなく、相手を尊重しながら自分の意見を理解してもらう。
また、そうすることによって、議論一辺倒で相手を打ち負かしたときよりも、自分が豊かになる。
今では一般的な理論のひとつですが、何十年も昔に、このテーマについて、これだけの事例を駆使しながら
説き伏せた本が出版されていたことに、無知なわたしとしまして、驚きを禁じえません。
膨大な量の事例で、この本は成り立っています。
これだけの事例は、カーネギーだからこそ集められた事例でありますし、やはり彼の努力の賜物だと思います。
その努力を努力と感じさせない、さらっとしていて、軽妙で、ユーモアの利いた文章にも、彼の人柄を感じます。
これほどの人物に説き伏せられると、もう頭があがりません。
今は巷に自己啓発本というものが氾濫していますが、やはり、カーネギーぐらいの情熱と努力と詳細なリサーチを
持ってしてこそ本物といえるでしょう。
人間とは読んでいる間や読み終わった少しの間は、ふむふむと理解した気になり、実践しますが、
しばらくすると忘れてしまいがちなもの。
手元に置いて、定期的に読み返したい本です。
また、議論大好きなアメリカにおいてこのような本が著されたということも感慨深い気がしました。
新社会人へや餞用などとしてに限らず、人に差し上げるのにも最適な本だと思います。
まだ読まれていない方は、ぜひ手にとってみてください。